当園は、学校法人法に基づいた幼稚園として認可された歴史ある幼稚園です。
幼児は、この時期でなければ育てることのできない社会性や情緒を『遊び』の中で、はぐくみます。英語や漢字などの早期教育、こまぎれ保育よりも、同年齢の仲間達との『遊び』がより発展するよう、じっくり見守る『あせらない保育』を目指しています。こどもは遊びによって育つのですが、何が育っているかは、すぐには見えてこないものです。大人はあせらず待つことが大切です。
なんだろうなと不思議なものを不思議に思い、眼を輝かせる。
「わぁ~、すごいなぁ~、きれい~」と思わず声をあげる感動的な活動の多くは、実体験で得られるのです。
よくみて、さわって、やってみて…五感を使った体験によって学ぶことが、この時期本当に大切なのです。失敗も学習方法のひとつです。
地球上のものは、お互いがそれぞれに、かかわりあいをもって、懸命に存在しています。その有難さに感謝し、いのちの尊さを知ることができたならと、仏教精神を保育の基盤として、ほとけさまの教えを様々な形で伝えたいと思っています。
小動物を飼育しいています。ニワトリ、うさぎ、カメたち…。こどもたちにとって、これらの世話をするのは大変なことですが、大きな喜びと楽しみの作業のひとつです。
おとなも、こどもとともに、学び、考え、悩み、楽しみ、喜び、そして成長していく。親子で幼稚園の出来事や行事を共有して楽しんでもらいたいと思っています。
遊び中心の環境作りの第一にあげたいのが、大量の砂を入れた園庭。当園の園庭には砂場というコーナーがありません。
園庭全体が砂場です。
それが、ひとり遊びから、仲間との遊びまで、すべてを受け入れてくれるのです。
砂の感触が与えてくれる温かさや開放感によって、心の安らぎを感じ、砂の上での運動の効果や安全性を、この園庭はこどもたちに与えています。そしてこの大量の砂が、遊びをより活発にしてゆくのです。夏になれば園庭は海辺の砂浜となります。
またここで秋には「うんどうかい」が狭いながらも開けることは、見せるための内容ではなく、遊びの延長として、活動も無理なく取り組むことが出来るため、こどもたちにとって好ましいことと思っています。
さらにこの園庭に置かれた遊具のほとんどは木製の手作りです。木のぬくもりが心地よさを与えてくれるからです。木製のジャングルジムは、こどもたちの興味や性質を考えた設計製作で、これも手作りです。
のびのびと自然にふれる保育をすすめるため園外保育を取り入れ、どの学年も年間25日以上園外に出かけます。近くは御所、また大文字山、比叡山や北山へハイキングに出かけます。 自然観察や自然とのふれあいによって、心が豊かになり、時として感動の体験ができるのです。
1983年(昭和58年)に、洛北の静原に農地を借り受け、幼稚園の農園を開きました。野菜作り、ドロンコ遊びやそばを流れる川での水遊びなど、土と光と水にたわむれるまたとない絶好の場所なのです。
1991年(平成3年)5月に、手作りで2年半かけて、本格的なログハウスを完成させました。天候を気にせず園外保育に出かれられ、園外の活動がさらに拡大しました。年長児のお泊り保育は8月上旬に、ここでいたします。
月・木曜日は「給食」、小規模の幼稚園だから出来る家庭的な手作りの給食です。給食業者ではなく、自園で調理しています。「同じ釜の飯」を食べる喜び。一体感が増します。
季節に合わせたメニューもいろいろ。こどもたちが育て収穫した野菜もたくさん。家庭では好まない食材や献立も、みんなと一緒の給食ならおいしく食べられる子も多く、自信にもつながっているようです。(アレルギー対応あり)
火・金曜日は「おべんとう」です。当園ではおべんとうを、母が子に与える貴重な幼児体験の一つと考えて重視していますので、週2回のおべんとうをお願いしています。また、園外保育では、「おにぎり」のおべんとうを持って行くことで、その行動範囲を広げているのです。
常勤教諭・非常勤教諭 募集
電話にてお尋ね下さい。(新卒・中途採用、問いません。)
預かり保育 非常勤務者(パートタイム)募集
勤務日時:月・火・木・金 14時~18時
水 11時30分~18時(弁当持参)
夏期休暇中:指定日 9時~15時(弁当持参)
資格:幼稚園教諭・保育士・小学校教諭・養護教諭のうちどれか1つの免許状所有者または有していた者。(当園を卒園または保護者経験がある方は資格が無くても応募可能です。)
※園の行事等により、預かり保育を実施しない日もあります。
※ホームページ内の預かり保育ページもご覧下さい。